更年期障害というと、「のぼせ、発汗」がおもな症状だと思っている人が多いようですが、じつは、更年期にもっとも多いのは、不安感や抑うつ感、無気力といった精神的な症状です。

次いで、肩こりゃ関節痛、腰痛などで、のぼせゃ発汗の訴えは、更年期障害で病院に相談に訪れる人の3割程度にすぎないといわれています。精神的な症状の程度は人それぞれですが、なかには、人が変わったようになることもあります。

その場合は、専門家によるカウンセリングや、心理療法も必要となることがあります。

私も、長いあいだ更年期の患者さんを診てきましたが、婦人科だけの治療より、心理的な治療を併用したほうが、ずっと治りが早いことがわかり、現在は同じクリニック内で心理カウンセリングが受けられるような体制をとっています。

カウンセリングを受ける一番のメリットは、「自分の気持ちを整理できる」ことです。どんなに混乱している人でも、専門家の導きで、ストレスの原因、夫婦関係の問題、生い立ちなどをあらためて振り返り、ゆっくり整理してみると、「自分は何がいやだったのか、どうしたかったのか」が自然に見えてくるようになることが多いのです。






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