HRTの最大のメリットは、原因が女性ホルモンの低下によるものであれば、どんな症状にも対応できる点。ただし、更年期にあらわれる症状は、必ずしも女性ホルモンの低下だけが原因ではありません。そのため、ホルモン補充療法ですべて解決すると思い込むのは危険です。

この患者さんの場合は、HRTでは効果があらわれなかった不眠の症状には、入眠剤を併用することを納得していましたが、なかには「自分の症状はすべてホルモンの影響によるもの」と信じ込み、HRT以外の治療法を拒否するかたもいます。HRTがよいのか、それとも他の方法がよいのかは、症状や体の状態によって異なりますので、医師とじっくりと相談することをおすすめします。

また、HRTを受けていて、副作用と思われる症状があった場合には、早めに医師に相談することが大切です。たとえば、乳房の張りや不正性器出血は、HRTを受けt人の多くにみられる症状ですが、不正性器出血の回数や量が多い場合、乳房の張りがなかなか治まらない場合には、薬の量を調整したり、精密検査が必要になることもあるからです。






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