メリットもデメリットもきちんと把握して選ぶ


数々のメリットを持つ低用量ピルですが、だれもが簡単にのめる薬というわけではありません。 ピルには、血液の流れを悪くする作用があるため、動脈硬化や脳梗塞、血栓症の人などは服用できないことになっています。同じ理由で、35歳以上でタバコを吸う人にもピルの服用は禁忌です。 なお、がんに関しては、乳がんの危険度が増す可能性があるといわれていますが、乳がんは、早期発見での治癒率が高いがんなので、定期的な検査を受けていれば、それほど恐れる必要はありません。また、卵巣がんと子宮体がんは、低用量ピルの服用によって・・・



低用量ピルには、数々の効用がある


低用量ピルは、n禾では1999年に処方が解禁された薬ですが、まだまだ利用者は少ないのが現状です。 欧米では、40年も前から多くの女性が愛用していて、数々の効用があることが確認されています。 更年期の症状には、低用量ピルよりさらにホルモン量が少ないHRT(ホルモン補充療法)で対応することも多いのですが、HRTには避妊の効果はありません。 そのため、このかたのように、更年期の症状が出はじめていながらも、妊娠の確率はゼロではないという時期には、低用量ピルをおすすめしています。 低用量ピルもHRTも、女・・・



かかりつけの婦人科を見つけておこう


閉経は、女性の体に生物としてプログラミングされた、だれも避けることのできない過程です。 そして、女性の一生の約3分の1に当たる閉経後の人生を、健康で美しく、いきいきと過ごすためには、まずは体の変わり目にさしかかる40代から、更年期に関する正しい知識を得るようにすることが大切です。 そして、いざというときに相談できる婦人科があるとなお安心です。とくにトラプルがなくても、子宮がんの検診も兼ねて一年に一度くらいは婦人科にかかるなどして、かかりつけ医を見つけておくことをおすすめします。



HRTが効かない症状や副作用について


HRTの最大のメリットは、原因が女性ホルモンの低下によるものであれば、どんな症状にも対応できる点。ただし、更年期にあらわれる症状は、必ずしも女性ホルモンの低下だけが原因ではありません。そのため、ホルモン補充療法ですべて解決すると思い込むのは危険です。 この患者さんの場合は、HRTでは効果があらわれなかった不眠の症状には、入眠剤を併用することを納得していましたが、なかには「自分の症状はすべてホルモンの影響によるもの」と信じ込み、HRT以外の治療法を拒否するかたもいます。HRTがよいのか、それとも他・・・



HRTの薬の投与には、いくつかのパターンがある


更年期障書の治療法として、日本でもかなりポピュラーになってきたHRTですが、その薬の種類や投与にはいくつかの方法があることは、まだあまり知られていないようです。 HRTで使用される薬には、大きく分けてエストロゲン製剤と黄体ホルモン製剤、両方の配合剤がありますが、製剤の形状にも内服薬のほかに近年は経皮吸収薬も開発されており、そのかたの症状やほかの疾患との兼ね合い、閉経しているか、子宮があるか否かなどを考慮し、また本人の希望などを取り入れながら、薬や投与方法が決められます。 更年期に分泌が低下するエ・・・



HRTはメリットの多い治療法


更年期の不調は、当然のことながら、女性ホルモンの急激な減少と深い関係にあります。 HRT(ホルモン補充療法)には抵抗を感じる人もいるようですが、今まで体の中で分泌されていたホルモンを外からほんの少し補うことで、急激なホルモンバランスの変化をやわらげることは、決して悪いことではありません。 「体からの悲鳴」であるさまざまな症状を「病気ではないから」と放っておくよりも、HRTを上手に利用したほうが、体にも心にも余計な負担がかからないと私は考えています。 なお、このかたの症状のひとつである手指の変形性・・・



自分の気持ちを整理することが大切


更年期障害というと、「のぼせ、発汗」がおもな症状だと思っている人が多いようですが、じつは、更年期にもっとも多いのは、不安感や抑うつ感、無気力といった精神的な症状です。 次いで、肩こりゃ関節痛、腰痛などで、のぼせゃ発汗の訴えは、更年期障害で病院に相談に訪れる人の3割程度にすぎないといわれています。精神的な症状の程度は人それぞれですが、なかには、人が変わったようになることもあります。 その場合は、専門家によるカウンセリングや、心理療法も必要となることがあります。 私も、長いあいだ更年期の患者さんを診・・・



専門家の診察が必要な理由


更年期と生活習慣病の関係は、非常に密接です。 更年期は、これまでさまざまな病気から体を守っていてくれた女性ホルモンが、急激に減少する時期です。その影響を受けて体重も増えやすくなり、生活習慣病にかかる確率も高くなってくるのです。こういった病気と区別するためにも、更年期の症状は、たとえ病院に行くほどひどくなくても、一度はきちんと検査を受けることが必要といえるでしょう。 なお、糖尿病や高血圧は、「一生薬をのみつづけなければいけない」と勘違いしている人が多いようですが、早期発見して、食事療法と運動療法が・・・



婦人科受診をきっかけに、生活習慣病が見つかる人も多い


更年期に関する情報が増えるにつれて、40代で婦人科を積極的に受診するかたが多くなってきました。婦人科へ行くことに抵抗がなくなり、とてもよいことだと思っています。 そして、婦人科受診をきっかけに、糖尿病や高血圧などの病気が見つかり、紹介で内科にやってくる患者さんも増えてきました。 糖尿病は、進行すると目の網膜や腎臓、神経などに合併症を起こし、放っておくと命にかかわる病ですし、高血圧も、脳血管障害などにつながる可能性が高い病気です。これらの生活習慣病は、最初は何の症状もあらわれないことが多く、気がつ・・・



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